2010年4月20日火曜日
墓泥棒
ブルジョワ生活を模しつつも本当は生まれつき根っからの盗人である或るおとこが共同墓地に眠る宝のうわさを聞き、十月の最も白んだ夜に人目を忍びつつ恐ろしい道筋をたどり墓地に入り込み、獣の集中力に自分でもおののきながらここぞという墓を掘っている。・・・・・・身内には宝を所有する複雑な隠蔽計画のうねりから来る強烈な興奮を感じつつ・・・・・・まるで自分の全存在はそのために作られているのではないかと言うほど全体的に行為と一体となり・・・・・・男は掘り進め、悦びに酔いしれつつも、出てくる人の骨や猪の骨などに疑惑の脱力感・落下感を感じ、男の想いの波は高まりゆき尽きることを知らず、全部掘り終わり、急激な失望と策略の影の中で・・・・・・ その時! 急に辺りがパッと映し出されてこっけいさを赤裸々に暴きつつも大勢の警官たちが飛び出して来て男を拿捕した!
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