・・・・・・完全に準備された世界がある。この外に出ることは果たしておれにできるのか。・・・・・・広い・・・・・・広くて大きい・・・・・・つかみとれぬ・・・・・・果てしなく・・・・・・ 見渡す限りおれの眼を覆い尽くす・・・・・・ おれは感じる。・・・・・・どこにいっても・・・・・・どこまで逃げても・・・・・・おれにはずっと何かが聞こえ・・・・・・おれにはずっと何かが触れ・・・・・・おれにはずっと何かの匂いを嗅げ・・・・・・おれにはずっと何かの感じがするだろう! そこには目覚めるか、目覚めないかの違いしかないのだ!
動物でさえ、寝心地をよくするためにあるいは安全を享受するために巣を作るのだ。おれのこのはだかなようすはなに? おれにはこの世界から逃げるための巣を作ることができない。
《しかし、ずっと感覚がなくならないことはない。感覚がないときにすら意識はある。しかし、ずっと意識がなくならないことはない。意識がないときにすら魂はある。しかし、ずっと魂がなくならないということはない。・・・・・・ ・・・・・・ ・・・・・・》 ・・・・・・
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