2010年4月19日月曜日

消えた男性陣

 行き遅れた女性たちが思う。あれほどたくさんいた男性たちはどこへ消えたのか、と。社会学の教えるところによると少なくとも三人に一人以上の男が結婚することなく生涯を終える。まさにそこに男性の秘密がある。つまり男性に訪れる結婚発情期は、一人の男性の生涯ひとつにつき多くて二・三回、しかも数ヶ月しか持続しないのだ。女性が頻繁に比較的長くて持続的な結婚発情期を持つのに比べて、男性はほとんど瞬間的、まさに射精的である。こうして多くの男性がいつ結婚したくなるのか自分でも分からずに過ごし、結婚したくなったと思ったら長く続かず、あるいはその願望を失った状態で妻を発見し驚愕して首を吊ったり、そのまま生涯結婚制度の存在を忘れたまま過ごしたりする。わたしの隣のおばさんがわたしに教えてくれたところによれば、最近の若い男性は、ただでは結婚しようとしない。お金をジュネーブの隠し口座などに持っていたり、何ヘクタールかの畑を持っている、あるいは持ち山がある女性を結婚相手として想像しているそうだ。女性の持参金は、女性の近代的自我よりも遥かに重要であることは明らかだ。それにまた、そのような傾向の奥には、じつは生理的な事情も含まれているというわけだ。

0 件のコメント:

コメントを投稿