2010年4月19日月曜日

政治

 貧困と差別と孤独に対する何らの方途をも持たずして政治家になるのは、ドンキホーテに過ぎない。ましてや世界の平準化という帝国に対抗する眼も軍隊も持たないのにどうして立候補なんかすることができる? 彼は分配も観察も共同体も知らず、政治の本当の敵も知らないで、どうやって政治家になるのだろう? あっというまに、帝国は彼を飲み込み、そしてまた、吐き出すだろう。彼はそのヘドロの中からはいずりだすようにでてくると、まるで政治家のような言動を始めるのだ。政治を知らないぼくの側には、お願いだから、寄らないでおくれよ。政治のほうはぼくのことを知っているのに、ぼくは政治のことを知らないからといって、くやしくてぼくに政治について教えようという魂胆だろう?

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